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大列車強盗の広島カップのレビュー・感想・評価

大列車強盗(1978年製作の映画)
2.6
大(だい)ナントカカントカっていう邦題の洋画ありますよね。思いつくままざっと挙げてみると...

・大脱走(1963)The great escape
・大列車作戦(1964)The train
・大列車強盗団(1967)robbery
・大空港(1970)airport
・大脱獄(1970)There was a croocked man
・大地震(1974)earthquake
などです。

本作は The great train robbery(1978) です。

原題で“Great“とついている場合は直訳なのでしょうけど、そうでないケースが結構あります。
大(だい)を冠する邦題の付け方は片仮名タイトル全盛の今日では廃れた感じはあります。
『スター・ウオーズ』シリーズを「大宇宙戦争」では客足が落ちそうです。
でも『ダイ・ハード』シリーズは「大ハード」でいけたりして。

実は『大列車強盗』という邦題の作品はFilmarksで検索すると、本作を含めて三作あって1903年作品『大列車強盗』(原題は当作と同じです)。もうひとつは1972年作品『大列車強盗』 The train robbers です。
私は他の二作品は観ていないのですが、内容は全部別物のようです。

19世紀のロンドンが主な舞台です。蒸気機関車に積んだ金をショーン・コネリーとドナルド・サザーランドが狙う話です。
アメリカ映画ですがイギリスの雰囲気が良くでています。

昨今のこの手の映画に付き物の大仕掛けな爆破シーンや銃撃シーン、車中での激しい攻防シーンなどはありません。
ハラハラさせる仕掛けがクラシカルで"安心して"観れる作品です。
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