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マンハッタンのsのレビュー・感想・評価

マンハッタン(1979年製作の映画)
3.5
オープニングはガーシュインの代名詞である「ラプソディ・イン・ブルー」。その後も街の動きに合わせて彼の曲がふんだんに使われ、ウディにとってはガーシュインの音楽こそがマンハッタンの象徴だったよう。音楽ひとつで都会の街の表情を変え、見えない色まで浮かび上がらせてしまう。

話は42歳のバツ2が17歳の女子高生トレーシーと付き合っていて自分の事情で別れ話を持ちかけ半年後やっぱり君が…とよりを戻そうとするいつもの感じ。
「17歳の大人」が「42歳の子供」を諭すように正論をぶつけウディアレンのハートをズタズタにしつつも人間としての在り方をきちんと示してあげるトレーシー、あの強さ優しさが私にもあったらいいんすけどね
ウディアレンのスキャンダルは置いといて(置いとかないと映画である意味がないと思っている派)クイーンズボロ橋を臨む川べりのベンチに腰掛け二人並ぶ夜明けのシーンは本当に美しい。オープニングとこの夜明けのシーンを見るだけでも十分価値がある映画だと思う。
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