ラフマン

マンハッタンのラフマンのレビュー・感想・評価

マンハッタン(1979年製作の映画)
4.5
ニューヨーク。誰もが憧れる世界最大の都市。
この映画はニューヨークそのものがニューヨークに住む人々の代弁者として描かれているようで、すごく興味深かったですね。
都市に住む人々はどこかリベラルであり教養はあるんだけど、なんとなくスノビズム。そんなスノッブな感じの相手を敬遠しつつも結局は自分が一番周りから認められたくて一番スノッブになってしまっているという。ウディ・アレンそのものだ笑
これまた共感できてしまうのがウディ・アレンのうまいところ。
『アニーホール』でもダイアン・キートンがウディ・アレンに
『あなたはニューヨークのような人ね。ニューヨークは孤島よ。』
とニューヨーク街をバックにこのセリフ。うまいですね。
世界最大の誰もが憧れるニューヨークが一気に身近に感じる演出とセリフの数々。見事です。

何より一番感動したのがガーシュインのラプソディインブルーの使い方。見事!
これまで色んな映画、ドラマ、CMで使われてきたラプソディ…ですが、この映画のために作られたのでは?と思えるほど見事にハマってます。
この曲はユダヤ人であるガーシュインが(ウディ・アレンもユダヤ人)ジャズはアメリカの伝統的な民族音楽だと位置づけ、クラッシックとジャズの融合であるラプソディ…が作られました。今となってはアメリカの代表的な音楽として世界中で愛されています。まさにアメリカ、特にニューヨークを象徴するようなこのラプソディ…。この曲以外、映画『マンハッタン』に合うものは無いでしょう。
ウディ・アレンのセンスと才能に溢れた大傑作です。