42歳の頭頂部が薄いチビメガネのおっさんが、なぜか女にモテまくりな上に17歳の少女と付き合ってる。
と言うラノベの主人公もビックリな設定でございます。
もう『俺の彼女がこんなに若いわけがない』とか、
『イケてない42歳の俺が小説家目指したらモテモテになったんだが』
とかにタイトル変えた方がいいんじゃないかな。
今作は文字通りマンハッタンが舞台の恋愛映画で、相変わらずウディアレンさんがモテまくる、日本人の私にはいささか飲み込みづらい設定でございます。
ただ白黒のマンハッタンの風景はとても魅力的で、
カーラデルヴィーヌ似のヘミングウェイのお孫さんも、ちょっと大人びた17歳の少女をナチュラルに体現しててとても良かったです。
男はいつだって鈍感で、いくつになっても身勝手な子供のまま、
17歳の少女が誰よりも大人だったのは、皮肉な様で実は人生の本質なのでは?と思ったりしました。