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マンハッタンのsakasaのレビュー・感想・評価

マンハッタン(1979年製作の映画)
3.8
登場人物全員不器用。
そこが人間らしくてよかった。

『いけない。
僕なんて人生の回り道だと思わなきゃ。』
主人公のアイザックが17歳の恋人に言った台詞。
こう言わざるを得ないような年の差恋愛を展開する本作。40歳を越えたおじさんが17歳の女子高生に好かれて単純に愛し合えたらどんなに楽か。
改めて若さほど見ていて眩しく、臆病になるものはないなと思った。

ウディ・アレン作品に出てきた街は見終わった後、必ずと言っていい程何だか愛おしく思えてくる。
その街の切り取り方がうまい。
マンハッタン行ってみたいな。

44/2017