Rinko

マンハッタンのRinkoのレビュー・感想・評価

マンハッタン(1979年製作の映画)
4.5
これ思春期のときに観てたらどハマりしていただろうなぁ。
でも…今だからこそ、この映画を良かったと感じられるのかもしれない。
17歳と42歳カップルとあらすじで読み、悪い大人の話だったら見たくないよ…と食わず嫌いして避けていたけど、
そんないやらしさは感じなかった。
痩せっぽちの拗らせた皮肉屋で、だけど悔しいかなキュートな42歳の主人公(ウディアレン)は離婚歴2回、今は17歳と付き合っている。

出ましたダイアンキートン。あのファニーフェイスが内から溢れてくる魅力をさらに引き立てているんだな、とウディ作品を重ねるたび感じる。
17歳役の女の子も、おませさんで、でも純粋で、42歳のオッサンにいたずらに(けれどオッサンにも悪気はなく…)気持ちを右往左往させられる。
戸惑いつつ、しかし若い彼女には未来があって、彼女もオッサンもそれをよくわかっている。
それがなんとも切なくそれでいて不思議と後味いいんだなこれが。

“欠陥”こそが愛おしい。だって人間だもん。
ウディアレンはそういう当たり前の、だけどいい顔したい大人の建前を吹き飛ばして、大事なことを考えさせてくれる。

今よりずっと若かりし頃、うんと歳上の男性ばかり憧れていた自分を少し思い出した。笑

観なかったのを後悔!
気になるものはどんどん試そう。