もやし

マンハッタンのもやしのレビュー・感想・評価

マンハッタン(1979年製作の映画)
4.6
ウディ・アレン監督作品。
ビターな映画だな。もちろん面白かったけど、俺みたいな若造が見る映画ではないかな…笑



ウディ・アレン演じる中年の主人公は、何と10代の子と付き合ってる。
友人の夫婦と4人で食事をするシーンから始まるが、帰りに旦那の方から、浮気していて、しかも割とかなり本気なんだと相談される。

そして数日後、偶然浮気相手とのデートに鉢合わせする。


この浮気相手がねえ、何つうか、典型的なインテリ理論武装タイプ笑
そして主人公とことごとく意見が合わない笑

後からエセインテリだの、身体中が脳細胞でできてるだの、散々に扱き下ろしてたけど笑

でもそれきっかけで付き合いが生まれるんだけど、ちゃんと話してみると意外と良い人で、段々好きになってしまう笑



もう浮気に次ぐ浮気って感じのストーリーだから、うん…笑

人間のズルさが際立ってる作品だと思います。
自分の都合で決めてる癖に、口ではそれにちゃんと理由があるかのように言う。


ただ一人、10代の子が言ってることが一番まともだったという皮肉…笑
この子が一番ちゃんと物事に向き合ってたと思う。

この子の圧倒的な真っ直ぐさに打ちのめされる中年男…というとても印象的な苦いラスト…
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