ソフィーの選択の作品情報・感想・評価

「ソフィーの選択」に投稿された感想・評価

午前十時の映画祭でみた。

戦争の傷跡映画。

この映画の感想を語る蓄積がない。
R

Rの感想・評価

4.5
ぐおおおお。重い。重すぎる。重い重いと聞いてはいたがここまで重いとは…。終盤に近づくまでは、確かにひどい話だが他のユダヤ人強制収容所関連の作品と大差ないのでは、と思いながら呑気に見てた。けど、最後はぐおおおお。ストーリーは1947年、南部出身の作家志望の青年スティンゴがニューヨークのアパートに住み始めることから始まります。同じアパートの上階に住んでるカップルが、ソフィーとネイサン。それぞれメリルストリープとケヴィンクラインが演じてる。ソフィーはアウシュヴィッツを生き延びた非ユダヤ系ポーランド人、ネイサンはユダヤ人の生物学者。ネイサンは時おりすさまじい癇癪を爆発させ、ソフィーに酷いことを言いまくったりするのだが、普段はハッピーでハイ。ギャップがすごい。ソフィーはそんなネイサンを心の底からとても深く愛してる様子。スティンゴはふたりととても強い友情で結ばれ親友になるんやけど、透き通るようなはかない美に柔らかく包まれたソフィーを心の中では愛している。ひそやかな三角関係の話を軸に、ソフィーとネイサンの出会い、更にはそれ以前のソフィーのアウシュヴィッツでの体験が追想される。そして、過去を振り返るなかで、ソフィーとネイサンがなぜそんなに強く結ばれているか、その哀しく恐ろしい理由が次第に明かされていく。ホント最初は、ふーん、よくある話だね。映像の美しさと演技の素晴らしさで長い年月を生き延びてきた映画なのかな? くらいで見てました。特に、メリルストリープはやっぱスゴくて、クセが強い顔ではあるものの白く発光してるかのような美しさ。そして、こんな若い時分から演技の深みがヤバい。ひとつひとつの微細な表情や動きにわざとらしさが一切なくすべてソフィーの心の動きにリンクしてるし、ポーランド訛りの英語とポーランド語とドイツ語を使いこなし、それぞれの時代の体重や顔の変化が別人レベル。こんな演技できる人おらんわ。そりゃアカデミー賞あげる! 文句ナシ! ケビンクラインも頭のおかしな男の役が巧い! カメレオン男優すぎて本人の印象がほとんど残らないけど。その二人の間で、常にソワソワしてるウブな童貞スティンゴを演じるのはピーターマクニコル。この人は全く存ぜぬが二人の巨人の間であたふた好演。さて、本作の圧巻は何と言っても終盤のソフィーの超ヘビー級の告白。それまで呑気に構えてたボクの全身の血が一気に凍りついた! え! えええええ!!! えええええええええ!!! 酷すぎる。という言葉では軽い。この衝撃は言葉では到底表せない。何ということ。今まで見てきた戦争映画に描かれてなかったのか、描かれてたのに見えていなかったのか。戦争の知らなかった真実の一面に、そのあまりにも残酷な一面に、震えました。ソフィーの顔が脳裏に焼きついて離れません。だから頭のおかしいネイサンから離れられないんだね!けどさ、その話のその後で、ええええ!!!それすんの?!ってことをしますところも、個人的は面白かった。さすがアメリカ人。ホントに戦争は悲劇しか生まない。死んでも悲劇、生きても悲劇。ソフィーの選択を迫られたら、あなたならどうしますか。ボクならどうしますか。そしてソフィーの選択の意味とは……そんなことを悶々と考えながら、眠れぬ夜となることでしょう。
R

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3.3
一旦記録
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oka

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4.0
「詩人ホイットマンは、ここに生まれ、この国の未来を謳いあげた。この橋をウルフとクレインが渡った。その神々の神殿に今スティンゴが加わる」かつてホイットマンは「最善の事を言うよりももっと善い事は、常に最善の事を言わずにいる事だ」と語った。この映画の結末はまさにそう。力強いメッセージが観た人の心に届いたはず。
みんな陰のある登場人物達
寂しい気持ちになりたい時
メリルストリープの美しさ
なんて美しいんだ、メリル・ストリープ……!
タイトルの「選択」、そういう意味だったのか。
ソフィーにとって、誰にも話さなかったことを打ち明けられる相手が最後にできてよかったと思う。
スティンゴのまっすぐな想いがみずみずしく、彼がいなければどん底に暗い作品になっていたかもしれない。

ラストの恋人たちの美しさに涙した。

しかし、、年末の見納めにする映画ではなかった。あまりにも切なすぎる。
もう一本何か観よう!
KT

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-
初見は多分テレビで。
おぐり

おぐりの感想・評価

4.3
泣かされました。
若者役の人 ずーと後になって アリー マックビール の 弁護士事務所の上役
男女混トイレで 大車輪やっ
小一郎

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4.5
「午前十時の映画祭9」にて鑑賞。第2次世界大戦後のニューヨークが舞台。アウシュビッツから生き延びたポーランド人女性ソフィーとユダヤ人のネイサンの恋愛を、作家志望の青年スティンゴの目から描く。

はたから見れば不幸なのに、ネイサンにしがみつかざるを得ないソフィー。なんとなく引っかかるものがあり調べたら納得した。彼女とネイサンの関係は"共依存恋愛"と呼ばれているものにぴたり当てはまる。

何故、彼女がそうなってしまったのかが最大のポイント。それがある選択に関係していて「自分ならどうするか」を考えざるを得なくなる。で、結局、答えが見つからず、次に自分が選択を余儀なくされてしまった後、どうなるか想像してみる。

すると、ポーランドから移民してきたばかりのソフィーが、移民向けの英語教室でエミリー・ディキンソンの詩に心をつかまれる気持ちがわかるような気がしてくる。
(詩の引用元は『映画と本の意外な関係!』町山智浩・著)

私は●のためにとまれなかったので
●が優しく私のために止まってくれた
(●はネタバレなので伏字に)

ソフィーがしがみつかざるを得なかったホントウのもの。それを理解できなかったスティンゴは正反対のものを彼女に示したけれど…。再びディキンソンの詩。

このベッドを大きくして
畏れでベッドを整えて
●●●●●までここで待つの
素晴らしく●●な●●が
(●はネタバレなので伏字に)

物語をもう一度観たいと思わないけれど、作品をもう一度味わいたい、という自分でもよくわからない気持ちになっている。

●物語(50%×4.5):2.25
・キツイ。でも捨てておけない。

●演技、演出(30%×5.0):1.50
・真偽は定かではないけれど、メリル・ストリープが監督に出演を懇願したとの話があり納得。役者人生をかけても惜しくないストーリーにみごとこたえているのではないかと。

●画、音、音楽(20%×3.5):0.70
・良かった、と思う。
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