2019年 247本目
ラストシーン、心地いい涙が溢れました。素敵な映画です。
学校に変化を与えたいと望む主人公の美術史講師。
しかし飛び込んだ学校は、
「向上心を持て」が拒絶に繋がる保守的な大学。ここでは昔ながらの伝統を重んじていて、女性にとって、学校は結婚するまでのただの過程。「女性は良き妻になること」という考えが蔓延っている。
正そうとすることと、導こうとすることは違う。
生徒の道を正そうとする必要はない。認めて導いてあげることの方がよっぽど生徒にとっては必要。モナリザの笑顔は幸せだからなのか、瞳の向こうは何を思う?女性にとっての幸せとは?
妥協は自分への嘘。
自らが自らの人生を切り開いていけるから意味がある。1〜100まで自分で選択出来るからこそ、そこに生き甲斐が生まれる。根無し草にも志は存在するんです。
私達を忘れないで。って生徒に言われる気持ちって、張り裂けそうになるくらい嬉しいんだろうな。ジュリアロバーツの涙って本当に素敵です。