Jimmy

ラスト・ワルツのJimmyのレビュー・感想・評価

ラスト・ワルツ(1978年製作の映画)
4.0
冒頭に「この映画は大音量で上映すること」の注意書き。
続いて、アンコール曲を演奏するザ・バンド。ロバートソンは観客に「まだ居たのかい」と声をかける。

そして、マーティン・スコセッシ監督自らのインタビューで、ロバートソンが「16年間も一緒にやってきたんだ。(ラストワルツは)祝宴にしたかった」という発言に、「このコンサートは、本当に祝宴だよな」と納得。

今回観て「凄い歌い方」だと思ったのは、マディ・ウォーターズ。「魂」を感じた。

それから、「エリック・クラプトンのギターの柔らい音」と「ロバートソンのギターの硬い音」が対照的だったのも印象に残った。同じフェンダーのストラトなのに、こうまで音が違うなんて……。


コンサート映像の合間に挿入されたインタビューで“ザ・バンド”のメンバーの個性が浮かび上がる構成になっており、これはひとえにマーティン・スコセッシ監督の手腕によるものであろう。
映像も音楽も堪能できる素晴らしいドキュメンタリー映画である。
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