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シックス・デイのkuuのレビュー・感想・評価

シックス・デイ(2000年製作の映画)
3.8
またもや発見!マイケル・ルーカー(クレジット見て名前を知る)が出てるやん。映画『レプリカント』じゃ連続殺人放火事件を長年追ってきた刑事ライリー役でこれまた『ウォーキング・デッド』のシーズン1の二話から暫く出演してたノーマン・リーダス演じるダリルの兄貴役の俳優さん(さっきウォーキング・デッドをパラパラ見てみた!)前回はワッパ(手錠)繋がりだったけど、今回は人のレプリカ繋がりやなぁ!次は何で繋がるか楽しみ。んで、今回の映画はシュワちゃんの『シックスディ--The Sixth Day』
旧約聖書の創世記によると神は6日目に人を作りだした。このことを軸にタイトルを付けたみたいやし、宗教的な面が強い。反面、神への冒涜とも取れるテーマがある。それはクローン。前者が隠れテーマなら後者クローンが表のテーマって云えるかなぁ。クローンを扱った映画ってけっこうあるけど、今のところクローン映画のイチオシは我らシュワちゃん主演の『シックス・デイ』。人クローンって外見がだけが同じで心は置いてけぼりで良いなら理論上出来うるやろけど、完璧な人クローンてのは外見だけじゃなく、人が越えてきた人生の記憶がなきゃ完璧って云えないはず。ところが、多くのクローンを扱った映画はそのことをほったらかしだったりしてるが、まぁこの点も何とかこの映画はクリアーしてると思う。人クローンが倫理的に許される時がきたとして、上記のような完璧な人クローンが成功した時こそが科学のテッペンに到達したって云っても過言じゃないやろし、神により近づいたっ!とも云えるはず。科学ってのが生まれてからずっと争い続けてる宗教。「両者の融合」って深遠で哲学的な話もこの映画にはある。せや、そんな小難しい事は難しい映画で考えて(いつも小難しく考えてるのは自分ですが)軽くシュワちゃんの二役を楽しんで観る方が一興かと思う。宗教🆚科学、そしてガチ・アクション映画に加えて笑えるストーリーが、シンディとかいうロボット悪夢になりそうなくらい怖い。
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