He hates these cans!!!!
S.マーティンの実質的な映画デビュー作。主人公は幼い頃にミシシッピの貧しい黒人一家に拾われ自分が白人だと言う事を知らずに育った純真無垢でおバカ(The Jerk)な青年。そんな彼が成功を夢見てひとり街へ出て様々な騒動を起こすと言うコメディ。日本じゃ知名度めちゃめちゃ低いけど本国では大ヒットしたそう。
自分的にマーティンはやっぱりスタンダップコメディとかSNLのスケッチなんかが一番面白くって、長編映画の中ではシナリオに縛られて自由度が下がる分だけコメディアンとして本領発揮するのがなかなか難しいんじゃないかって気がしている。この辺はエディ・マーフィやジム・キャリーなんかも同じ。ただ本作は何とも無邪気で馬鹿げたキャラクターがマーチンのセンスにマッチしているのが凄く良くて、彼の音楽的才能もさり気なく盛り込まれていて持ち味が発揮されている。ウクレレの弾語り＆ヒロインとのデュエットによる"Tonight You Belong To Me"は名曲＆名演。ラストのオチも素敵…
Suck my toes!!!!
