テイアム

地下幻燈劇画 少女椿のテイアムのレビュー・感想・評価

地下幻燈劇画 少女椿(1992年製作の映画)
3.9
丸尾末広のカルト的な漫画のアニメ化作品。アニメと言っても動きは紙芝居のようで、漫画をぎこちなくそのまま動かしているような作りのものです。
しかし冒頭5分見れば、その点だけでこのクオリティを評価することなど出来ない、異常なテンションを持った作品である事が即座に解ります。
正直なところ、これを手放しで賞賛するにはとてもじゃないけど一般的語彙では無理です。私にはちょっと表現出来ない。冒頭の母親の死や主人公に対する性的虐待のシーンなど、丸尾先生の退廃的な雰囲気を丸ごと吐き出したような容赦の無いエログロが最後まで続き、観終わっても救いなど無いし、作品に前向きな感情を抱く事はおろか友人に勧める事さえも躊躇すると思います。しかし発禁になっただけあり、振り切れた表現を欲しているのであれば決して損はしないと思います。
本作はYouTubeに全編upされているので、いつでも見る事は出来ます。自分自身が望むのであれば、この作品を通じて表現の限界に挑んだ気概に触れてみるのも一興。他の人も言っているように、ここから先は全て自己責任になるが、せっかく新しい扉に手を掛けたなら、一度中を覗いてみてはどうでしょうか。
観ればこれがカルト的人気を得ている理由も、うん。理解できる。
眼球舐める愛撫をたまらなくエロく感じてしまったら、合格だと思います。