オレオレ

彼女が水着にきがえたらのオレオレのレビュー・感想・評価

彼女が水着にきがえたら(1989年製作の映画)
3.0
中身のなさもここまでくると微笑ましいというか…
しっかし、20年以上も経済が上向かない日本に、こんなバブリーな時代があったとはもはや信じ難い。都市伝説かおとぎ話にしか思えない。
クルーザーに乗って沖合いまでスキューバしに行き、夜は夜でボートの上でボディコンにハイヒール。どんだけ荷物多いんだ!ってそれが心配(実際、小型スーツケースゴロゴロ引っ張ってる、笑)。

ホイチョイプロダクションの3部作はどれも見てないのだが、スキーやスキューバのシチュエーションにサザンやユーミンの音楽を掛け合わせ、女子大生やOLになったらこんなキラキラが待っている!と信じさせられてハタチになったら、世間は女子高生をもてはやし出した(しかも就職時は超氷河期)という「裏切られた世代」育ちの私には、トヨタサーフやマリンスポーツは懐かしさというより、ケッという感じ、笑。
とはいえ、こんな景気のいいパッパラパーな映画が大ヒットするような、明るかった日本が見たいもんである。

文句なしにかわいい原田知世と無駄にヘリで沖合いに来て水着姿を披露させられる田中美佐子に3.5点くらいあげたかったが、谷啓の短パンに減点0.5。