みきぴん

孤島の王のみきぴんのレビュー・感想・評価

孤島の王(2010年製作の映画)
3.6
『銛を3本打っても死なない鯨がいた
丸一日生き延びた
その鯨は衰弱していた
体は過去の戦いの傷で覆われていた
下船真近な甲板員がいた
彼は6年間真面目に働き
ついに陸に上がる』

約100年前のノルウェー
バストイ島
少年たちの矯正施設で起きた反乱の実話

自分自身の心に恥じずに
何者にも屈せずに
真っ直ぐに生きる事は
自分が自分自身の「王」になるという事なのかもしれない

満身創痍の少年たちの
あの 真っ直ぐな 眼差しから
眼を逸らさずに
見つめ返す事が出来るのか

北欧の冷たく透明な
張り詰めた空気と
全てを拒絶するかのような
雪と氷の清潔さが

少年たちの
ヒリヒリとした緊張感を際立たせる

ラストが圧巻!

カッコーの巣の上で
ショーシャンクの空に
蠅の王
きっといい日が待っている
ヒトラーの忘れ物
などなど…などなど…
色んな映画が
頭の中で渦巻いた😅✌️

* 8/17 DVD鑑賞
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