民族や宗教等が入り混じった中央刑務所。
アラブ系フランス人のマリクは傷害罪で6年の刑を言い渡され中央刑務所に入ることに。そこはコルシカマフィアな最大勢力もち支配していた。
マリクがコルシカマフィアを仕切るセザールに同じマフィアを売ったとされるレイシェブを殺すよう命じられ殺しに成功する。
それから度々レイシェブが現れ予言めいた事を言う。
全然違うが「狼男アメリカン」を思い出した。
最初はセザールを恐れながら使いっ走りみたいな事をさせられたり、結構な過酷な事をこなしていくマリクが顔つきも変わり、たくましくなっていく。
刑務所内で勉強もし、密かに力をつけていく。
でも、優しさを失わなかったマリクはセザールとは違い権力をひけらかすこともない。
そのため自然と仲間が彼を慕うようになったのではないだろうか。
２時間半もあっという間だった。
見応えのある映画だった。
ジャック・オーディアール監督作品
