このレビューはネタバレを含みます
映画なり小説なりでよくモチーフにされる「天国では海の話をする」の元ネタをようやく鑑賞。短い時間でさっくり観られて、綺麗にまとまった良作の映画だった。そして主題歌の力が大きいなと思った。というか主題歌ありきで生まれた話だったのだろうか。
もっとシリアスなヒューマンドラマだと思っていたが意外とコメディタッチで、後半女性のヌードが突然ぶっ込まれたのはびっくりした。2人の死ぬまでにしたいことが、軽薄なマーチンと真面目なルディのキャラ的に反対っぽいのが良い味を出していた。
マーチンが頭の回転が早く、問題にぶつかってもさっさと解決策を見つけるので観ていて気持ち良かった。ルディも良いやつで、2人が強盗はするものの悪党じゃないのが良かった。ただ、現実で禁煙の場所で喫煙するやつは死ねばいいと思う。
マフィアのボスが金を借りていた相手の発言があまりにもデウス・エクス・マキナめいていたのは気になったが、英語をメインに話すキャラが彼だけだったので敢えての演出なのだろうと思う。
囚人の2人が脱獄して海を見に行く話だと勘違いしていたのは、始めの2人が病院着だったからだろうか。ヘルシンキシンドロームがストックホルム症候群を指す造語ということは鑑賞後に調べて知った。
追記:あとで後悔するという訳は目を疑った。