ピンクマン

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアのピンクマンのレビュー・感想・評価

5.0
死をテーマにした映画だが、ぜんぜん説教臭くない。むしろこっちが説教したくなるようなバカをやる。死を描く映画ってたいてい人生一度きり大切に生きろだとか人生は因果応報だとか何とかゴチャゴチャ…。確かに大切なことだと思うけど、ほとんどの人がそんなことは分かり切っている。人生について色んな人に説教される。だから映画くらい、人生投げ出して、一緒に楽しもうぜ?という作品。

たった90分で笑って、ドキドキして、切なくなって、泣いて、死を目の前にして全力で人生を駆け抜ける男たちのバカみたいで真剣な生き様を、ずば抜けた監督のセンスでカッコよく見せてくれる。

これ以上も、これ以下もない、唯一無二の傑作。めちゃくちゃ大好き。
ピンクマン

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