ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアの作品情報・感想・評価

「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」に投稿された感想・評価

知ってるか?天国じゃ、みんなが海の話をするんだぜ。

90分という短い尺に、笑いあり涙ありのドラマが詰まっている。これ以上に好きな作品は今のところない。

死の宣告から物語は動き出す。だが、この物語は終わりに向かって暗いトーンで進む訳ではない。

運命的に出会った二人が海を目指し、最後まで格好よく生き抜く様を描く。常に明るく、悔いを残さぬよう。ハチャメチャに振る舞い、生を謳歌する。

でもリミットはある。やっぱり最後の命の輝きなんだと直視させられるシーンが度々ある。本当に辛く心苦しい気持ちにさせられる。

道中いろいろあるけれども、最後は本願が叶う。海をこの目で見るという夢が。

そして、いよいよ旅立ちの時がくる。海の音を聴きながら、大切な友人の隣で。その場面が、これまた素晴らしい描かれ方をしている。

そのシーンが続いたままエンディングに突入する。ボブ・ディランの歌を聴きながら、劇中の色々なシーンが思い起こされつつ、涙。

儚くもある「死」をテーマにしているはずなのに、本当の最期の瞬間まで、この物語は「生」の物語である。

実際の人生も「死」を意識して、生きることに全力になれなくなってしまえば、それは「死」と変わらないのかもしれない。自分はそう受け取った。

この作品に魅了された自分も、最期はできるだけ悔いなく生きれるよう努力したいと思う。勿論、海を見に行くことも欠かせないだろう。
TKM

TKMの感想・評価

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最高です
何回も見ましょう
もにか

もにかの感想・評価

4.5
ああ!これが名作というやつだね!という感じでした
テンポも良くてクスッと笑えます最高です登場人物全員イケてるよ!
でもなんてたってティルシュヴァイガーかっこよすぎだよ〜〜( ; ; )
ロードムービーではマイベスト。
最初から最後まで統一された雰囲気で完成されている。一回目は真剣に観て、二回目からは、煙草とアルコールの用意を。そんな作品。

「余命わずかなら○○しようぜ!」は近年増えてきた系統だが、これは先駆けなのかな?でも全く古さを感じない。むしろ無駄がなく、ぎゅっと凝縮されている。

深夜に!深夜に観ていただきたい一作です。
高橋

高橋の感想・評価

3.6
ありがちといえばありがち
どうせ死ぬし!の精神でなんでもやっちゃうけどちゃんといい人だっただけに、最期のシーンは感慨深いものがあった
so

soの感想・評価

3.0
人気のない浜辺にたどり着いたら絶対必ず思い出す映画。
子供はピノキオとターミネーター。
しゅ

しゅの感想・評価

4.7
ロードムービーものはいくつか観たけどこれが断トツ。ジャケット画に惹かれてぜってーやべぇヤツじゃんと思ってたら全然そんなことはなかった。
余命わずかな性格が真逆のふたりがギャングと警察に追われながら海を目指す。そのギャングも警察ももちろんルディもマーチンもちょいちょい抜けてるので「死」をテーマにしている割には笑えるシーンも多い。だからこそラストの虚しさがより一層際立つ。結末は初めから分かっているのにジーンとさせられた。
二人の生き様に痺れる極上の友情ドラマ。

このレビューはネタバレを含みます

「天国の門を叩いてる俺たちが酒に浸ってる。つまり俺たちは__怖いものなし」

初ドイツ映画。

人は死を目前にしたら何を思う?

長い人生の中で〝やり残したこと〟はネガティブに捉えがちだけど、この2人は違う。
臆病にならないで済む、とポジティブに捉えて最期まで夢を追う姿はかっこいい。
でも、実はあのラストシーンまで「死」を受け止めきれてなかったんじゃないか、と思う。
天国の扉を叩いている間は酒にだって浸れるし、銃の引き金も引ける。
だから怖いものがない、なんでもできると感じてしまう。
生きてる間にできなかったことを目一杯することで生きてる心地良さを実感していたんじゃないか。
決して死を目前にしていたから、という理由だけではない気がした。

「怖くないよ」
天国の門が直に開くと悟ったときにやっと主人公が言った言葉。
目標を達成して、初めて2人は「死」を間近に感じたのだと思った。

あとこの映画、影の演出が上手い!
敢えて顔を見せないカット、ラストシーンの2人の後ろ姿、どんな表情をしているのかはわからないけど、感情が影一つで伝わってきた。

良い映画。
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