メリーに首ったけのピートロのレビュー・感想・評価

極めて悪趣味なロマンティック・コメディ。
下ネタもえげつないし（ヘアーワックス！）、障害者の描き方も人によっては不快に感じると思う。
しかしぼくはこの「全方位への不謹慎さ」に不思議な爽快感をおぼえた。
ギャグのセンスも秀逸で好きなギャグは、チャックに陰部を挟むシーンの尺の異常な長さ、話を聴いていないカウンセラー、全身ギプスの犬など。
あと、主人公が警察で取り調べを受けるところは完全にアンジャッシュの「すれ違いコント」で笑えた。
タイトルのとおり、本作ではメリーの魅力の説得力が肝であるが、キャメロン・ディアスの好演により大納得。
エンドロールも好き。