spacegomi

牝犬のspacegomiのレビュー・感想・評価

牝犬(1931年製作の映画)
3.8
「人生は素晴らしい」と謳いながら雨中を帰宅して待ち受けている修羅場をみせる際、ミシェルシモンからの視点で下品に大写しにすることなく、雨に濡れた窓越しに外から室内をゆっくりパンするカットを一つ挟むことで緊張感をもたらす。とはいえ全体的に大らかさが漂うのはミシェルシモンの演技の果たすところがかなり大きいと思う。ここから素晴らしき放浪者に繋がるわけか。
spacegomi

spacegomi