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嵐が丘のmocoのレビュー・感想・評価

嵐が丘(1992年製作の映画)
3.8
ひょんな事から、仲良くして頂いてるフィル友さんと恋愛モノを見る見ないの話になり、唯一の恋愛モノでお好きな作品が本作と言われたら、観るしかないでしょ!

ブロンテ姉妹の一作。
あまりにも有名な作品だけど、レイフ・ファインズとジュリエット・ビノシュ演ずる「嵐が丘」は初めて。
そしてレイフはほぼ本作が映画デビュー作品。
若いのは当たり前だけど、古い言い方で申し訳ないがとってもハンサム。
更にはレイフはロン毛も似合う。
(大好きなトムハの「嵐が丘」もあるけれど、トムハのロン毛が駄目すぎて🤣余計にレイフの株が上がる訳)
レイフをwikiしたら、あの落ち着いた振る舞い、優しいトーン、あれは男爵の称号を持つお家柄出身だからなのかと、妙に納得。

気味の悪いボルデモートから、すっとんキョンな紳士ブダペストホテルまで、多彩な役柄を演じるレイフの原点を観れたことに大変満足!
本作も、デビュー作とは思えない役者ぶりで、一途に恋する青年期から、ひねくれ極悪復讐オヤジまで、お見事に演じられていました👏👏👏表情、立ち振舞、目の演技、既に出来上がってるのが凄かった。

愛に翻弄される二人。
真っ直ぐ愛し愛されるって幸せなことなのに、一歩狂うとすれ違い、歪んだ執着に変わるのです。まさに愛と憎しみは紙一重とはよく言ったもの。今も昔も変わらない感情の渦がそこにはありました。

若き女性が執筆したのがちょっと信じられないな。感情を掘り下げ過ぎでしょと、三姉妹に何があったのか心配になったよ。

本作を恋愛映画と類いするのは難しいけど、一途な愛に違いはなかったです、フィル友様ょ。

私は三晩寝たら忘れちゃうので、例え何もない風が吹き荒れる丘の上の屋敷に閉じ込められようとも、こうはならないかな〜🤭




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余談
日本アカデミーとWBCを行ったり来たり。ヌートバーの笑顔にホッコリ。オオターニサーンも拝めて満足💓
そういえば、わたし、アカデミー賞の銅像を昨年抱かせていただきました。映画関係者さんからではなく、銅像をデザインされた流さん(ながれ)の美術館にて🤣
徳島の高台にある瀬戸内を見渡す最高すぎる立地のミュージアム。
日本一高いであろう入館料に怯みながらも、思いきって訪ねてみたら、日本一の立地にある美術館だと大感動しました。学芸員さんに思わず「日本一ですね」と言ったところ、「他の方には世界一と言われます」と言われちゃった😅
現代石像アートはさっぱり❓だったけど、「世界一」の価値がありましたょ👍
近くにミッドセンチュリーの巨匠イサムノグチ庭園美術館もあり、両方行きましたが。。。大きな声では言えませんが、断然、流政之美術館を推しますね🤟


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