黒いオルフェの作品情報・感想・評価

黒いオルフェ1959年製作の映画)

ORFEU NEGRO

製作国:

上映時間:107分

ジャンル:

3.6

「黒いオルフェ」に投稿された感想・評価

何とも印象的な、映画らしさが漂っていた。ギリシャ神話の物語をブラジルのリオを舞台にした、ブラジル庶民の生活に置き換えて展開されたもの。こういう組み合わせは何となく黒澤の「蜘蛛巣城」を思い出した。でも本編は、全体的にブラジル庶民の生活をたっぷりと味わえる。(但し地元からはけっこう批判されていたらしいが)
印象的なのはここの人たち、大人から子供たちまで、踊りがキレッキレで日本人では到底まねのできない動きだった。最後の女の子に至るまですごい。もう浸透しているんだろうね。物語は、前半こそ楽しい踊りで酔わされますが、後半からはだいぶ物々しい雰囲気に変わります。
すべて黒人の出演者ってのも当時では画期的だったらしい。え?そうだったの?
ikumi

ikumiの感想・評価

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ぽけーっとボサノヴァ&サンバを観ていたのだけど、途中であれ?!これEurydiceじゃんか!って気づいた。
みんなでつくった劇とは全然違う雰囲気だった笑
紅孔雀

紅孔雀の感想・評価

4.6
リオのカーニバルを舞台に、ギリシャ神話の悲劇を現代に蘇らせた古典的名作。
主人公たちはもちろん、出てくる人は全員サンバのリズムで踊りまくります。これが、フランス人監督マルセル・カルネの見た喧騒のブラジルなんでしょうか(彼はカーニバルに感激し、短期間に4回もブラジルを訪れたとか)。西欧人の持つエキゾチシズムへの憧れが画面に色濃く現れています。
そして真昼の狂騒に忍び寄る黒い死の影。その強烈な明暗の対比が、本作を単純なカーニバル映画に終わらせません。“メメント・モリ(死を忘れるな)”なのであります。
名曲「黒いオルフェ(カーニバルの朝)」が流れる場面は、やはり感動もの。単純なストーリー、素人っぽい演技(といっても全員オーディションで選ばれた素人なので当然なんですが)など細かい不満はあるものの、カルネ監督畢生の傑作であることは間違いありません。今、撮れと言っても絶対に無理な、ある意味奇跡の一作でした。
りす

りすの感想・評価

2.3
2019年140本目、7月12本目の鑑賞

1959年の作品
アカデミー賞外国語映画賞受賞作品
パルムドール受賞作品


ブラジルを舞台にした作品
神話を基盤としたストーリーは見事

今作の見所はやはり、ダンス、そして少しずつ進んでいく話の本線
中々話は進まない、撮ろうと思えば10分で撮れるような話を長尺で撮影している

しかし、決して無駄なカットというわけではなく、世界観を描く意味で有意義な時間となっている

やっぱり映画は余韻が大切
今作の終わり方はこれで良かったのかなぁ?
もっと衝撃的に終わっても良かった気もするが…
ギリシア神話における男女の悲劇をリオを舞台に描いたパルムドール受賞作。

タイトルは知らなかったけど聞き覚えのあるボサノヴァやサンバの曲に出会えたのは嬉しかったし、カニーバルの派手な衣装やダンスも目に楽しかったけど、それだけだった。
たぶんギリシア神話のメタファーやオマージュがたくさん含まれているのだろうけど(作中の「死神」のコスチュームを着たストーカーも本当に死神なのだろう)、神話をなぞらせるためのコマとして登場人物たちを配置し、適当に陽気さと勢いだけでキャラを構成したせいで意思も深みもないストーリーになった印象。
同じく黒人でギリシア神話を現代に蘇らせた『ムーンライト』がいかに優れていたかわかる。
これでボサノバのブームきたの正直わからない、時代の違いか、、、、
悲劇的なのは好き
・リオのカーニバルを舞台に、ギリシャ神話をベースにした悲恋ものがたり。
・ボサノバのしっとりした旋律と、サンバの弾けるリズムが、映画を引き立てる。
・ストーリー展開は、どうしてあのとき…こうしなかったの、とかいろいろ現実的に考えてしまう。もっと幸せになる道があったのではないか、と思うと切ない。
・アフリカ大陸特有の風習が興味深かった。
終盤で出てきた儀式も本物かな…。どこかに連れていかれるようでちょっと怖かった。

・今年7月、ボサノバの神様ジョアン・ジルベルトが亡くなった。
(来日時に、コンサートに行った)
ボサノバは耳に心地よくて、夏によく聞くのだけれど、
特に歌詞を気にしたことがなかった。
これからは、歌詞も込みで聞いてみよう。
ときおり、この映画を想い出しながら。
WOWOW 録画鑑賞.

1959 …!!悲劇の恋愛だったのは、わかった。ギリシャ神話なんて知らないし、調べる気もありませんので、面白さがわかりません。
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