胸を打つエピソードの連続。
本作の本質が途中からわからなくなった。
冒頭からたくさん説明が始まり嫌な予感が。
題材がデリケートなだけに感想が書きにくい。
なかなか映画に入り込めず。
ドナーのために生まれた妹が両親を訴える設定はまあいいとして、雇われた弁護士の設定がまた困惑する。それにクライマックスに突如目立つ兄。ソフィアと知り合う男の子の存在が一番違和感。キャラクターに愛情を注いでいるように思えない。
これ3時間くらいあったのを短く編集したのだろうか?男の子の存在意義ももしや仕方なくカット?
何かこう噛み合わない。
ラストを迎えても起きた事実以上のことは何も訴えかけてこなかった。
それでもアビゲイルと体当たりの演技を魅せてくれたソフィアに敬意を。
本作の題材なら人間同士のぶつかり合い、そこから上手くいかないことがあっても、でも支え合う。手を取り合っていくしかない。とか、胸が揺さぶられる力強いドラマが生まれそうなものだが。
焦点が定まらず表面層だけ見せられた印象に。
この題材なので余計落ち込む。