「真実はまだ語られてはいない...」
雑誌記者ビッツィーは、死刑囚デビッド・ゲイルに指名され、死刑執行直前の3日間、彼のインタビューを行うことになる。死刑制度反対派の大学教授だったデビッドは、レイプ事件で大学を追われた後、元同僚のコンスタンスを殺害した罪で死刑を宣告されていた。
面会所の金網越しに事件の経緯を聞いたビッツイーは、彼の無罪を確信するが...
傑作。
終盤の話の展開の仕方はかなりの質の高さ。
2557
この数字は何か?
これは2020年10月時点の全米の死刑囚の人数だ。
この中の2557人全員が本当に有罪である可能性は?
死刑という刑罰のはずが殺人事件になりうる可能性は?
実際に冤罪で命を落とした人は存在する。
この作品を観てすぐに死刑反対となる訳ではない。賛成反対という単純な問題ではない。
しばらく考え込むことになりそうだ...