ひろ

マッドマックス/サンダードームのひろのレビュー・感想・評価

2.8
監督・脚本・製作ジョージ・ミラーによって製作された1985年のオーストラリア映画

核戦争を経験し荒野をさ迷うマックスは、女王アウンティが支配する砂漠の街バータータウンにたどり着くが…

薄々気づいていたが、ジョージ・ミラーという監督はどうかしている。「マッドマックス」から「マッドマックス2」の突拍子もない世界観の変化はギリギリついていけだが、3作目にしてもうぶっ飛んでいる。シュールという言葉がしっくりくるが、きっと理解を求めてる映画ではない。考えるな!感じろ!とかのブルース・リーが言っていたが、感じる映画なのだ!

もはやなんの映画か分からないサンダードームでの訳の分からない死闘。豚のフンで動く街。飛行機で飛んでいきたい子供たち。うん。意味わからん!なんて素晴らしいんだ!1から10まで説明された映画なんて見たってしょうがない。この作品は1から3ぐらいまでしか説明していない。なんて素晴らしいんだ!

マックス役はもちろんメル・ギブソンだけど、注目すべきは髪型と衣装の違いぐらいかな
街の支配者を演じた「ロックン・ロールの女王」ことティナ・ターナーの方が濃い
最終的にはもはやマックスより男らしい

それにしても「北斗の拳」がマッドマックスをオマージュしているのは有名な話だけど、改めて見るとオマージュというかパクリだな

褒めてるんだかよく分からないレビューになったけど、物語としてはなんとも言えないが、映画の3部作史上最も統一感のない3部作として歴史に名を刻んだマッドマックス・シリーズを見ないなんて選択肢はないのだ!
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