トランスマスター

クレオパトラのトランスマスターのレビュー・感想・評価

クレオパトラ(1963年製作の映画)
3.0
♯31(2025年)愛と権力に翻弄される女王

舞台は紀元前48年のエジプトと古代ローマ
主人公は美魔女の女王クレオパトラ
政敵ポンペイウスを追ってエジプトに上陸したローマ軍の闘将シーザー。彼を虜にしたのはクレオパトラの英知と美貌であった。彼はクレオパトラを女王に後押しし、彼女と結婚するが、ブルータスの裏切りにより暗殺されてしまう。ブルータスを討ったのはシーザーの腹心アントニーであった。彼とクレオパトラは激しい恋に落ちるが、アントニーは政略結婚でローマに戻ることを余儀なくされる。クレオパトラへの想いを断ち切れないアントニーは、ローマと妻を捨てエジプトへ。激怒したローマは、ついにエジプトを相手に宣戦布告。
かくして史上に残る大海戦の火蓋が斬って落とされた。
製作費290億円。出演者22万3千人。
20世紀FOXの財政状況を悪化させてしまった壮大な歴史絵巻が黄金の輝きと共に甦る史上空前の大スペクタクルです。

◆良い点/注目ポイント
・クレオパトラを演じるエリザベス・テイラーの色気がヤバいです。胸や太もものラインが芸術の域に達しています。
・クレオパトラがスフィンクスのフロートに乗り、イシス神のコスプレで凱旋したパレードの迫力は圧巻。CGを使わない重厚な映像はまさに世界遺産。
・ラストの古代の軍艦同士の海戦もなかなか観れない貴重な映像を堪能できます。

◆改善点
・無し。

◆総括
・世界史に詳しい方ならもっと楽しめたのに、あいにく私は世界史が苦手で色々な登場人物の名前を覚えるのに苦労しました。

「ブルータス、お前もか」という格言は知っていたので、こいつは裏切るなと思って暗殺を見守っていました。

-2025年31本目-