茶一郎

激突!の茶一郎のレビュー・感想・評価

激突!(1971年製作の映画)
4.5
『道路交通法圧倒的無視』

 車を運転していたら後ろから大きいトラクターがずっと追ってくる。ただそれだけ。それだけのアイディアを演出力で面白いサスペンスにするのはスティーブン・スピルバーグ。今作は監督の処女作でありながら、今に通じる作家性が凝縮された一本。

 ・とにかく怖いことが起こる。
 ・家族に認められない父親(崩壊しそうな家族)

 トラクターを運転する運転手が描かれず、クラクションは怪獣の咆哮さながら。トラクターのフロントにはいくつものナンバープレート(今まで何人のドライバーを食ってきたのか)
もはやこのトラクターはジョーズであり、T-REX、主人公を追い詰める理不尽なモンスター。
 サスペンス演出も見事でほとんど教科書だろうと思われる演出力。
僕自身も高速道路を運転中、車間距離2・3mほど詰めて煽られてヒヤヒヤした経験が。やっぱり安全運転が一番ですよ、お父さん。