MikiSato

砂時計のMikiSatoのレビュー・感想・評価

砂時計(2008年製作の映画)
4.2
久しぶりに観た。かなり。
前に観たのはたしか高校生の頃とか。
そのときは、あーんまりよくわかんないなあ、だったけど、今回、10年ぶりくらいに観て、よくわかった。
いい映画だった。
原作は読んだことないけれど。

相手のことを思うことって、難しい。
相手の幸せを考えるけれど、実はそれは相手にとっては幸せではなかったり。
すれ違い。
S極とS極、的な。

大悟の一途さ。
人はあんなにも、自分ではない誰かのために生きられるものなのか。
大悟は、心の底から、杏の幸せだけを考えていられた。どんなに時が経とうとも、距離が離れようとも。
会えなくて寂しかっただろうし、杏の気持ちをわかりたくてもわかりきれなくて苦しかっただろうし。
それでも人は、本当に大切だと思える人のためには何も苦にならないのだろうか。
自分の気持ちに正直で、行動に正直で、そんな大悟は、強いと思った。
私は、強くなれるだろうか。
強くいられるだろうか。

それにしても、ファッションも髪型も、古い。
でも、ビジュアル面が気になっても、それが気にならないくらい、杏や大悟の思いや葛藤がひしひしと伝わってくる演技と演出で、よかった。

池松くん、やっぱりかっこいい。