Rena

早春のRenaのレビュー・感想・評価

早春(1970年製作の映画)
3.5
自分の知らない世界を知っている未知に対する魅力なのだろうか。多くの人が通る道であろう、年の離れた異性への憧れ。

悩んだ末、若さゆえの渾身の答えを導き出し、全力でぶつかっていく。そして、初恋ゆえの 妄想 暴走 勘違い が止まらない。

程度の差はありますが、もがき 苦しむ姿はわかります

終盤...
目眩のような
頭を鈍く殴られたような
不思議な感覚が残る残響とともに、まるで私も浴場のプールにいるかのような錯覚に陥りました。

揺れ動く電灯とどこか薄暗く感じるその明かり
レトロさの中で鮮烈な印象を残す色彩
そして、ところどころでみられる猥雑な雰囲気と様々な人物の身勝手・冷笑する態度

監督としてのイエジー・スコリモフスキさんの作品を観るのは初めてでしたが、なかなかの 衝撃・刺激 を受けました。
Rena

Rena