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早春のmareのレビュー・感想・評価

早春(1970年製作の映画)
4.0
どこまでも青臭いマイクはどうにもできない現実を目の前にしながらもがむしゃらに疾走する。この無鉄砲さはこの年代にしか発現できない衝動であり、冒頭の今夜死ぬかもしれないという印象的なワードにリンクしてくる。パネルをプールに投げつけるシーン、2人でダイヤを探すシーン、そしてラストシーン。水の美が引き立たたせるシークエンスの数々は儚さとも共鳴するようでずっと見ていられる。音楽もCANが使われていて完璧です
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