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ナビィの恋のtheocatsのネタバレレビュー・内容・結末

ナビィの恋(1999年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ネタバレ
粟国を舞台としたまさかの老年ファンタジー

ストーリー的にまさかの流れにはなったとはいえ、これはもはやロケ地勝ち。
あのゆったりのーんびりした空気感の中、何が演じられても余程の悲劇でない限りはこちらもゆったり気分で鑑賞できただろう。

とはいえ、あの老年駆け落ちの場面はファンタジックで非現実的ではあっても、なかなかに切ない気持ちにさせられた。残されたおじいのことを考えるとね・・・
※というかあの場面は余りにも非現実的過ぎて、実はすでに亡くなった老人カップルの「彼岸への旅立ち」を描いたようにも思える。

残されたおじいにとっては紛れもないエレジーだが、孫娘と大和からの旅人との結婚というエピソードで埋め合わせは充分以上されただろうというポジティブな余韻もまた確かに残った。

012111

他のユーザーの感想・評価

C

Cの感想・評価

3.8

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来週、初めて沖縄料理屋のシフト入ることになったから沖縄勉強として!でーじ!

三線の音、懐かしい気持ちになる

夏の扉

手紙開いたらブーゲンビリアの花びらふぁ〜ってなるの粋だな
三線演奏できるようになりたい
買おうかな
Bosch

Boschの感想・評価

4.5
ストーリーはあるが脚本も含めて他愛無く、ミュージカルの色調すらある。

演技も素人演技と言うより敢えて地元の方をキャスティングして雰囲気を優先している。
この作品は兎にも角にも粟國島の美しくノスタルジック画面とそれが醸し出す空気感がが全て。

セリフの1/3は聞き取れなくても、ストーリーや演技とか全てを超越して全シーンにひたすら引き込まれた。

音楽にM・ナイマンがクレジットされてたのはアイリッシュトラディショナル音楽がフィチャーされてたからとは。粟国の空にアイリッシュと三線の音色が見事にマッチして気持ち良すぎる。

おじぃは有名な三線奏者だし、何よりナビィが魅力的!
25年前の作品になるが、今粟國島を訪れてもほとんど変わってないんだろうなぁ、行ってみたい。
pon

ponの感想・評価

4.5
かなり好きな映画。
沖縄の離島の暮らし、ブーゲンビリアと海、島唄と踊り。

登川誠仁がおっぱいとお尻の話をするとこが好き。ナビィのことがずっと好きで好きで、好きだからこそ尊重して出かける後ろ姿。せつないなぁ。

現実にはサンラーさんとナビィは夫婦。
rikumaru

rikumaruの感想・評価

4.1
沖縄を舞台にしたとてもあたたかい映画でした。沖縄の戦前の歴史から、今現代までの世界観を伝える映像としては、非常に貴重な資料にもなると思ったし、当時の恋愛模様が非常にわかる描写がとてもリアリティーがあって楽しましてもらえました。

沖縄の歌や文化を知ることができて楽しかったです。三線の音も響き渡り、今年の旅行は沖縄に行こうと思いました。
宮崎

宮崎の感想・評価

-
宮崎さんがユラウで書いてたことと近いって言われたので観ました
みんな幸せだからいいじゃん。

おじーが1番幸せだったかもねー。

好きな人と一緒にいれる時間って本当にかけがえのないものなんだなと、


西田尚美綺麗だし

映像の青と赤と白とか原色が映えるのは沖縄だなって感じがした。

チャンプルーで優しく温かく切ないおじー。
AONI

AONIの感想・評価

4.0
三味線とオッパイの大きさにこだわるオジィ。我輩の理想の老後像を発見!いきなり「ひょっこりんひょうたん島」で始まり「アイシテルランド」ときたもんだ。ツカミはO.K.

オトボケとエロさを前面に出しながら、締めるところはきっちり締めるオジィちゃんに男惚れ。オジィ以外にも、演技よりも楽器と歌の上手さで人選しただろうと思われるキャスティングがナイスです。

沖縄の風景は実に綺麗。誰だって行きたくなるだろう。ただし、あんな因習が本当にあるのなら、暮らすのはゴメンこうむる。西田尚美と暮らせるのなら話は別だけどね。
まめ

まめの感想・評価

3.7
面白かったけどまさかの展開で笑ってしまった
まぁそこもいいけどさ
ちゅらさんの恵達って、このおじーからきてるのかな!
最後泣いた、、
どうしても残されたおじいちゃんのことを想ってしまう、、
過去に世間の圧力で恋人と引き裂かれてしまったナビィさんは地元Uターンの元恋人と再会して、愛してるランドへの脱走を図る

駆け落ちされても通常運行のおじぃが怖いです。ヤマトンチュにおっぱい論説いてる場合じゃないですよ!
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