エディ

ワイルド・スピード MAXのエディのレビュー・感想・評価

ワイルド・スピード MAX(2009年製作の映画)
3.8
ワイルドスピード4作目だが、この映画から単なるストリートレーサー的な走り屋映画から、カーアクションがすごいアクション映画に昇華し始めたと思う。スピード前作TOKYO DRIFTは関連性がないので実質3作目で、今作では1作目以来となるドムとブライアンの共演で、麻薬組織とのバトルを繰り広げることになる。

指名手配されたのでLAを離れていたドムだが、妹ミアからの情報である人物への復讐を近いLAに舞い戻った。一方、第2作の活躍でFBI捜査官になったブライアンも同じターゲットを追っていた。はじめは反目していた二人だが、ターゲットである麻薬王が募集していた麻薬の運び屋レースで勝利し、二人はメキシコからの国境を越える運び屋になった。。。

元々は運転がめちゃ上手いストリートギャングの映画だったけど、ドムが出なかった第2作で捜査官ブライアンを強調するうちにどんどん犯罪組織と戦うアクションシーンが増えていき、それに連れて敵である組織もパワーアップしてきた。今作ではFBIも手を焼く麻薬王の組織がそのターゲットなので、アクションシーンはかなり見応えがある。勿論、従来のシリーズ同様に卓越したドライビングテクニックを披露するシーンも存分にあるので、面白さは飛躍的に高まっている。走り屋映画から優れたアクション映画に昇格した感じだ。

そして、このシリーズの魅力であるドムの家族愛や熱い友情も随所に感じられる。ヒップホップ的な軽いノリなのだが、ホットなハートも感じらる。
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