けんぼー

ワイルド・スピード MAXのけんぼーのレビュー・感想・評価

ワイルド・スピード MAX(2009年製作の映画)
3.7
2021年鑑賞94本目。
ドム達ファミリーが帰ってきた!ワイスピあるあるの「生き返り」展開のきっかけとも言える作品。

最新作鑑賞のための復習第4弾。
よくわからん立ち位置だった前作から一転。ドム達ファミリーの物語が帰ってきた。そして物語冒頭に登場する、前作で死んだはずの「ハン」。
ハンの人気が高すぎて、どうしても登場させたいけど前作で死んじゃってる。ってことで時系列を「3」よりも前に設定した物語なんですよね。なぜハンが日本に行ったのかも本作で少し語られはするのですが。とてもあっさりな理由でした。まあそれもこの後のシリーズで決定的になるんですけど。

それによって4、5、6の後が3という時系列になるんですが、そうすると日本が舞台だった3はなかなかの近未来のはずなのに、3に出てくる機械類や街並みやテクノロジーが明らかに古いという矛盾も生まれてしまった、、、。うーん。。

そしてなんといっても「レティ」の死ですよ。前作の「ハン」に続き、主要キャラを殺しすぎよ。ワイスピ。
本作はレティの死がドムの行動原理となっているわけですが、いくらなんでも殺さなくてよかったんじゃない?とも思ってしまった。。。
案の定、今後の作品でレティは復活するわけなんですが。
そういう展開多いよね。もはや名物化してます。

FBIに出世してお得意の潜入捜査をするブライアンと、レティの復讐に燃えるドムの、立場的には敵だけど、協力関係でもあるという緊張感のある関係性が物語を引き締めてくれてます。ドムの「前は助けてくれたけどお前は警察だもんな?」みたいな一枚壁のある態度と、ブライアンの「そうだけど俺の立場もあるし、全てが嘘だったわけじゃないんだよ?」みたいな葛藤のぶつかり合いが良い。
でもお互いを信頼している感じがまた良い。とても良い。
そんな二人のカーチェイスシーンは言うまでもなく盛り上がる。

ラストの展開はアツい。
ドムの決意と、ブライアンの決意。どちらもカッコイイ。
そしてミアのドラテク初披露。兄妹揃って凄腕なのがウケる。

2021/8/13鑑賞