ケンヤム

極道戦国志 不動のケンヤムのレビュー・感想・評価

極道戦国志 不動(1996年製作の映画)
5.0
三池崇史は俺のヒーローだということを再確認。
今まで見てきた三池作品の中で、一番心震えたかもしれない。
全力で生きてる奴らが、三池作品の中にはいる。
それはなぜなのかというと誰もが全力で遊んでいるからだと思う。

人は遊んでいる時に、本当の人間性が出る。
あいつはずる賢いな。頑固だな。負けず嫌いだな。意外とあいつっていいやつだな。根性あんなあいつ。
なんてことを仕事をしている時は思わない。
人間性消すことが仕事をうまくやるコツだから。
やっぱ鬼ごっことか、ドッジボールとかしてる時に人間の本性って出るもんだよなと思う。
三池作品にはそれがある。
あー、この人楽しいんだな。この作品に賭けてるんだな。すごい顔するなこの人。
いい意味での人間臭さに満ち溢れてる。

「子供が親の犠牲になる時代は終わったんだ」
俺もいつまでも子供でいたいなと思った。
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