Qちゃん

彼奴(きやつ)は顔役だ!のQちゃんのレビュー・感想・評価

彼奴(きやつ)は顔役だ!(1939年製作の映画)
3.8
1950年代のノワール映画が好き。ラオール・ウォルシュ監督、ジェームズ・キャグニー主演、共演はプリシラ・レーン、ハンフリー・ボガートなど…と知っただけで心躍る(笑)
戦争が終わって復員したが仕事なしのジェームズ・キャグニーだったが、禁酒法時代に「顔役」としてノシ上がって、恋もするのだが……というのが大筋。

冒頭、戦場シーンから始まるので、「あれ?戦争映画?」などと思ってしまうが、戦場でジョージ(ハンフリー・ボガート)の潜んでいた濠に飛び込んで来たエディ(ジェームズ・キャグニー)、そして若造ロイド(ジェフリー・リン)の3人が出会うことを描きたかったようだ。
そして終戦後、復員兵としてニューヨークに帰還したエディに職は無く、厳しい現実。
タクシー運転手を始めるが、ズルズルと禁酒法時代の「闇酒商人」となって大金を儲けるようになるエディだった。そのエディの傍では、ジョージやロイドも仲間として仕事している。ワル仲間である。
そんなエディが戦場で持っていた写真の女性に会いに行くと、まだ高校生だった。(これがプリシラ・レーン)
しかし、3年後に再会したジーン(プリシラ・レーン)は大人っぽい踊子になっていて、エディは恋する。そんなジーンに歌手の職を見つけてあげて、彼女を支えるエディだが、彼女はロイドと恋愛関係になっていた。
だんだんと行動が派手になっていくエディだったが、トラックで大量の酒を盗み、2人を射殺した事件にエディとジョージが関わっていた。
しかし、ワル仲間はバラバラになっていき、ロイドは検事になりジーンと結婚して家庭を持つ堅気になっていた。そんなロイドに迫るジョージの脅し。ジョージは自分の過去の悪事を他言しないかを心配していたのだった。そのロイド家族に対する脅迫と戦うべくエディはジョージに向かっていくのだが……。

ジェームズ・キャグニー主演映画に共演するハンフリー・ボガートは、やはり主役にはなれずにジェームズ・キャグニーの引立て役みたいになるのは、いつものパターン。

まぁまぁ面白いノワール映画であった。