愛の街角2丁目3番地の作品情報・感想・評価

愛の街角2丁目3番地1986年製作の映画)

製作国:

上映時間:112分

3.8

「愛の街角2丁目3番地」に投稿された感想・評価

四谷アウトブレイクによる配信。ワイプで監督の解説付き。
PFF87(ぴあフィルムフェスティバル)に入選し、大島渚が大絶賛だったらしいが、こんなめちゃくちゃなものが作れて評価された昔ってすごい。
8mmだし、画像も音声も荒く、内容も展開も支離滅裂なので(一応、原作は大友克洋らしいがほぼ原型はないらしい)、初鑑賞が解説付きでよかったかもしれない。
女装して暴れまわり川で足の裏を怪我して破傷風におびえて一度は死亡し退場するも天冠(幽霊がつけてる三角の布)装着で復活する園子温がまぶしかった。
34年前とはいえ、すべてがゲリラで無許可らしいが、キャストらの体をはった熱演や狂気的な勢いはよかった。
憂鬱Mi

憂鬱Miの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

あらすじ

マサヒロとヨーコはふとしたことで喧嘩別れ。マサヒロはオカマになろうとし、ヨーコは乞食の仲間になる。原作は大友克洋の漫画だが、過激な即興的手法により途中から物語要素は放棄され、生身の人間たちによる狂騒がえんえん続く。虚構と現実のはざまのカオスから生まれ出てくる陶酔感が麻薬のように観客を引きこみ、大島渚監督に大絶賛された。

、、、、、

制作、シネマヴァリエテ+不死身会

今年の夏、配信限定で企画していたのでチケ購入。監督のオーディオコメンタリー付き。え?要らんわ!思ったけどこれが無いとさっぱり意味がわからない…

大友克洋先生の短編を実写映画化させた訳だけど原作のカケラも残ってない(らしい)仕上がりに。

見どころは、何つっても若い頃の園子温。
テラセクシーオカマ設定なんだけど途中のドブ川で破傷風になり死んだ事にされる。後に幽霊として再び出てくるというオカルト展開にはビックリした。

オカマが扇風機でしばいたり。
ホームレスの宴会。ほんまモンのヤクザに絡みに行く現場やら撮影許可無しでタンポンを薬局に買いに行ったり街頭演説したりめちゃくちゃクレイジーヴァイオレンス。

ホームレス集団とオカマ集団の闘争は見辛いけどそれがまた面白い。ホームレス集団の一員のミュージシャン役の男が実は家庭を持ってる勝ち組!というオチもジワジワ笑

将来大物になってった人達が暴れまくりでギャップが凄い。ゲゲゲの女房の監督も出てるし。。その業界の逸材、インテリ達がワイワイ馬鹿みたいなお祭りやってる感じだけどちょっと頭のおかしい美大生達が作った学生演劇みたいに見える。街頭演説映したりメガホンで発狂しながら真面目に社会へのアンチテーゼ的なもんを叫んでて時代を感じた。

映画としての仕上がりはカメラの手ブレ?がやばくって。。序盤なんか役者の体の動きに合わせてカメラを振り回していて軽く酔った。。

よっぽど好き者じゃなきゃこれはオススメしませんね!
旧世代感的感覚と熱量。
卓爾さんが素晴らしかった。
暴力と衝動。
原作コミック 大友克洋「Good Weather」
を実写映画化したもの。
平野監督が大友さんに直接連絡して許可を得たそうだけれど、完成したものは、原作の原形がほぼないものになったそう。

PFFアワード入選作品。
大島渚監督絶賛、とのことだけど、熱量についていけない。
「8ミリ自主映画パンク時代」とすれば、あの勢いはアリなのだろう。
水中シーンの青い泡?のようなものが見えているのは、期限切れのフィルムを使用した効果とのこと。
園子温監督なども俳優として出演。

本作の今回の配信は、平野監督の解説つき。
監督に対しても、あまり好感は持てなかった。パンクだから仕方ないのか。
時代背景的なものだとしても、苦手。
源静香

源静香の感想・評価

4.0
漫画家、映画監督、写真作家などを経て鬼畜系AV監督にたどり着いた平野勝之が園子温を良きライバルとしぴあフィルムフェスティバルで8ミリ映画を撮りまくってた時代に遺した、脅威の長編。

大友克洋の短編漫画の中で駄作と睨んだ本作の実写映画化権を、これなら俺の方が面白く出来るわと本人に電話して許可を得てキチガイなゲリラ撮影を横行して完成。

オカマ役の園子温がとにかく暴れまくる。そして池に飛び込んだ際に足を怪我して発熱、破傷風だと怖がりながら病院に向かい撮影できない身に。とりあえず本編で園子温は死んだことにして撮影続行、途中で撮影に復帰した園子温は幽霊として暴れまくる。

大島渚が絶賛したパワフルムービー。
早織

早織の感想・評価

-
もう絶対撮れない
geddy

geddyの感想・評価

-
無茶だし勢いでやってるけど、それが上手く作品をドライブさせてるなあと。
楽しい映画でした。
やっぱり杉山さん良いなあ。

原作は大友克洋。
オリジナル8mmフィルム上映。

トークでも触れられてた話題。
80年代の自主制作なんで撮影は手持ちの8mmカメラなんですけど、あの安定感何なんでしょうね。当たり前のように川に入っていくし。
平野ナイト。若かりし園子温に鈴木卓爾が出演していた。役者の一切の妥協がない演技?暴走には心配はしなかったし、もっとやれもっとやれと応援した。タラタラ書くような映画じゃないけど、この先、観れる機会があれば絶対逃さん方がいいとおもいますーー。
牛丼狂

牛丼狂の感想・評価

3.5
AVが映し出す世界は、カメラがあることを前提とした、カメラがなければ起こり得ない世界である。しかしそれは劇映画でも同じことであり、この映画ではそれが顕著に現れている。カメラがなければ彼らは暴れ回らないし、破傷風になることもない。普段劇映画を見てこのことを考えないのは、こう考えさせないように巧妙に作られているからであり、この映画はそういう意味の”フィクションらしさ”を追求していないので、ゆえにドキュメントタッチに見えることもある。
フィクション/ドキュメンタリーの境目なんてものは曖昧なものであり、それを十分に知っているゆえにこの映画はそこが雑に作られている。と、もっともらしいことを書くのも阿呆らしい。。
エネルギッシュさはもちろん、現代的にいうならば最高峰のエモを感じるものであった。かつてこんな映画が作られた、それが一部で評価された、というのが価値のあることであり、嬉しく、同時に少し悲しくなる。
ホースから吹き出す水、花火、シルエットと下水道と大騒ぎ。鮮烈で突出したカットと映画をはみ出す若さが素晴らしい。走るトラックの荷台のシーンは『ダークナイト』でジョーカーがパトカーの窓から顔を出して風を浴びるシーンに比類する。

『ゾンからのメッセージ』で引っかかっていたものが氷解してリンクした。
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