タイトル通りの青い棘がみんなに刺さりまくってました。
わたしにも何だか覚えがある部分と、理解できない不可思議な人達を眺めるような気分になる部分がありました。
青春とはかくも苦く、ここまでいろんな思いをグラグラと煮詰めて凝縮されたなにかを爆発させねばならないのかと、今はもう忘れてしまった何かが沸き起こりました。
青いよ、青いが故の暴走だよ、と取るか。こんなにも美しくて儚い青春があったとはと思うかはその人次第だと思います。
わたしはどちらの気持ちにもなりました。
ダニエルブリュールも可愛くて素晴らしいですが、この映画のアウグストディールの儚さと美しさと狂気じみた部分に魅了されました。