あるぱか2世

ダイヤルMを廻せ!のあるぱか2世のレビュー・感想・評価

ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)
3.7
はじめに犯人がわかる倒叙ミステリーの傑作。ただし警部さんはコロンボというよりは古畑っぽい。

ダイヤルというより、カギを廻す映画。
最初の犯行計画がいちいち複雑で、字幕追ってたらわけわからなくなった。

だけど、その複雑な計画こそが本作のポイント。
複雑すぎるあまり、少しずつ崩れていく計画。それを急場しのぎで取り繕う主人公。

何から何までを仕組みすぎたあげくの顛末が描かれ、まさに「策士策におぼれる」って展開。

けっこう大変な状況なのに全体的にのんびりしたテンポが時代を感じさせて楽しい。
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