記録。
歪んだ歴史に回し蹴り!
ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演の超時空ポリスアクション。古き良き90年代アクションの佳作だ。
『カプリコン・1』や『2010』のピーター・ハイアムズが監督した本作、何気に豪華な人物が関係してるんですよね。制作にはサム・ライミが名を連ね、ビジュアル面ではシド・ミード。
公開当時からしたら近未来である2004年を舞台に、私欲のために過去に遡って歴史を捻じ曲げる輩を取り締まる特殊警察、タイムコップの活躍を描く。
何はともあれヴァンダムがめちゃくちゃカッコいいんですよ。股が裂けそうな開脚に華麗な蹴り技、まさにヴァンダミングアクション炸裂で上がりまくり。
思えば、あまり映画に慣れ親しまないキッズだった僕は、ヴァンダムがいかにカッコいいかを力説する友達を華麗にスルーしてたもんだっけ。ゴメンよ、友達…。君は正しかったよ。
過去を変えると未来に影響を及ぼす、これを秩序を乱す行為として取り締まるのがタイムコップなんだけど、タイムコップであるヴァンダム自身が過去変えまくってるような…なーんてことは多めに見てあげよう。
細かい考証など本作の前では無意味だ。気にし出したらキリが無い。難しいことは考えず、ただ目の前で繰り広げられるしなやかな身のこなしに酔いしれよう。