らんらん

蛇娘と白髪魔のらんらんのレビュー・感想・評価

蛇娘と白髪魔(1968年製作の映画)
3.0
孤児院育ちのサユリちゃん、生き別れの両親が見つかったとかで引き取られる
するとそこは立派なお屋敷、夢なら覚めないで!と喜んだのもつかの間
パパはすぐさまアフリカ出張、事故によりイカれてるらしいママと、厳しめの家政婦さんとの暮らしが始まる
そして、サユリの周りで奇妙なことが起こり始め、怪しい人物が部屋にいたことをママに話したところ
その人物とはサユリの姉タマミで、訳あってパパには内緒で屋根裏に住んでいるというのだ
知られちゃしょうがないとおおっぴらに生活し始めるタマミはサユリに何かと辛く当たる、、、

原作は楳図かずお、ということで怪奇映画です
監督はガメラの湯浅憲明、ということで特撮なんかも随所に使われている作品

それにしても、キャストからしていかにもB級作品、大映作品のクレジットで名前だけは見たことある浜田ゆう子、目黒幸子なんかがクレジットトップw
実際の主役はサユリ役の女の子、短髪で目が大きくかわいらしい、でも喋り方が古風、今時こんな話し方する子供いない、まして孤児院育ちなのに
説明チックな台詞、リアクションなんかも漫画っぽい
ヒステリックなシーンなんかは確かに楳図テイストっぽい、絵が浮かぶw

タイトルにある蛇娘はタマミのことだろうなーってわかるけど、白髪魔のほうは後半のほうまで見ないと出てこない
見終わって振り返ると、、、なんか下らないw別に蛇娘でも白髪魔でも何でもない
凝ってるようで杜撰な事件、ツッコミ所満載、いやいや何で?と
映画の評価としては案の定B級作品って感じです

個人的な見所は楳図かずお本人がワンシーン出演してることと平泉成の若い頃が見られたこと!
大映出身とは知らなかった、そして2枚目役なんかもしてたんですねー
声も現在のようにしゃがれた声じゃなかったしで、前もって知らないで見たら気づかないかもw
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