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ザスーラの753のレビュー・感想・評価

ザスーラ(2005年製作の映画)
3.5
懐かしい〜。
かつて繰り返し観ていた作品の一つ。

「ジュマンジ」の系譜を継いで、「センター・オブ・ジ・アース」シリーズへと続いていく(と勝手に僕が思っている)ドリームファンタジーの世界。

その世界観を今作から作品内で支えているのが、今作ではお兄ちゃん、ウォルター役のジョシュ・ハッチャーソン。
2005年の今作や「テラビシアにかける橋」(07)で注目されるようになり、「センター・オブ・ジ・アース」(08)は大ヒット、2010年の「キッズ・オールライト」はアカデミー作品賞にノミネート、と子役時代から評判上々。これらを観たことがなくても「ハンガー・ゲーム」で見覚えがある人は多いんじゃないでしょうか。
これらをザスーラから順に観ていくともう、ジョシュの成長物語でしかない…!優しい目をした好青年になりました、、(親目線)

ちなみに日本作品の英語吹替え版キャストはなかなか国内で話題になることはないですが、彼は「ハウルの動く城」(04)で我らが神木隆之介君が担当していたマルクル役の声優を務めていたりもします。もう、立派になって…涙

ストーリーはとっても明快。偶然見つけた古めかしい双六。ゼンマイを回し“GO”のボタンを押す。すると突然そこは宇宙。ゴールするまで帰れない。

物語の根底にあるのは“兄弟の成長”だけど、その点少し爪の甘さを感じる部分も。
また全体的に説明のつかない部分をゴリ押して進んでいく印象も否めない。。
次々と起こる異常事態にものすごいスピードで順応していく子供達、、笑
特にお姉ちゃんの対応力の高さは大手企業に即戦力採用レベル、、、笑
だがそこはドリームファンタジー。
多少の粗はどうでもいいんです。
とにかく飽きない展開の数々。
ちょっとした伏線。時折差し込まれる兄弟のユーモアたっぷりの掛け合い。

映画から考えさせられたり気分を左右されたりするのに疲れたときに是非お勧めしたい一作。やっぱり楽しい。
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