西東京

肉体の冠の西東京のレビュー・感想・評価

肉体の冠(1951年製作の映画)
4.5
ギャングの女と惹かれ合い、殺しが当然に行われる世界と対等に渡り歩く大工。あれよあれよと思っていたのと違う映画にどんどん転がっていく。色んな要素が混ざってるけど、根底はずっとワイルドでかっこいい。死人出まくりのファムファタル、最後はきちんと斬首を見届けるのがすごくいい。その後の人形みたいに回る2人きりのダンスの幻に号泣。
カメラも人物もよく動くので見ていて楽しいのと、画面の奥行き、特にナイフファイトの後の酒場の扉と手前の死体が映る被写界深度の深いショットが印象に残る。
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