たてぃ

君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956のたてぃのレビュー・感想・評価

4.4
予告編を見ただけで既に目から汗…そして鑑賞後も大汗…(T_T)…青春、恋愛、歴史、戦争、スポーツと見どころ満載な作品でしたが、メインは五輪に出る水球男子と学生運動幹部の理系女子の恋愛モノと自由を求めて市民が闘った歴史モノです。

五輪を翌月に控えた10月下旬、ソ連の衛星国で共産国家のハンガリーの首都ブダペスト、自由を求めて市民が立ち上がる。これが動乱の始まり。工業大学の演説会場で水球男子は理系女子に一目惚れ。そしてデモの現場で再会するも「五輪に向けての合宿あるし…」とデモに本格的に参加出来ない。ところが動乱の影響で合宿先のプールに水がないため練習が出来ない状態。水球男子は「参加しなきゃ(使命感)」で理系女子のもとへ。

戦闘シーンはエゲツないしソ連軍によるフルボッコ状態…バタバタと人が容赦なく殺されます(T_T)…そして共産国家のお家芸である秘密警察(AVO)のキツイお仕置きもあり…(´Д` )

スポーツシーン(乱闘多め)はまさにソ連チームが某オレンジ色のチーム扱いで「く◎ばれ讀●(大合唱)」状態。アンチ讀●の方にとっては痛快かもしれません。

ソ連支配下の時代を描いた作品では、「灰とダイヤモンド(ポーランド)」、「善き人のためのソナタ(東ドイツ)」などが好きですが、この作品もお気に入りの一つとなりました。
たてぃ

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