こやち

シド・アンド・ナンシーのこやちのレビュー・感想・評価

シド・アンド・ナンシー(1986年製作の映画)
3.5
イギリスパンクロックの象徴、セックス・ピストルズのシド・ヴィシャスと恋人のナンシーの破滅的な人生。

早過ぎる伝説。79年にシドが亡くなってから、85年にこの作品が公開された訳だから『間もなく』だね。それ程のカリスマ性がシドにあったのか。ベースギターもろくに弾けなかった。それがパンクか。クスリと酒と女。あのゴミの舞い落ちるキスシーンが美しい。

その破滅的パンクを若き日のゲイリー・オールドマンが演ずる。21で亡くなったシドよりも歳上で、哀しげな色気がある。ゲイリーの『マイウェイ』!

しかしながら、ナンシーが何故あんなにゴツいのかが気になって気になって。女装おじさんかと本気で疑ったよ。本人はそんな事はなくイカれてはいたけど可愛いお嬢さんでした。何か意図があったのかしら。パンクって。
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