ずっと観たかった作品を初見で映画館で観れるというのは、本当に嬉しい。
約5時間にも及ぶ作品だったが、圧倒されっぱなしだった。
中盤からが特に衝撃のシーンが多かった。
映写機でアレクサンデルで遊んでいるのはベルイマン自身の子供の頃の経験だろう。
宗教や聖職者への不信感が色濃く出てるのも彼の考えに基づいているのだと思う。
奇妙なシーンや恐ろしさを感じるシーンは多いのだが、たまにある笑えるシーンがそこの中和剤になっていてたまに力を抜いて観れるのも良い。
笑えるのは言うまでもなく、ファニーとアレクサンデルの叔父にあたるカールと特にグスタフのシーン笑
グスタフに関しては本当に憎めない笑
やっぱりタイトルの通り、ファニーとアレクサンデルという子供の視点がぶれていない。アレクサンデルの強い意志(強情さ？笑)を感じる視線はとても印象的。
これは集中して映画館で観れて本当によかった。
