大名作。ベルイマンの映画は無学な私を何時も宗教的な気分にさせてくれる。これこそが芸術の力だ!これだから映画はやめられない!生と死を。愛と憎しみを。病と老いを。そして誕生を。「ほんとの神様はぼくなんか怒りやしないさ。怒ったらウソの神様にきまってる」これぞ純な信仰。正義への実直さだ!ベルイマンの映画は宗教的でありつつも地に足が付いている。常に過去の記憶との葛藤があり 解放はない。しかし常に希望がある!「悩むより楽しめ」。この言葉には深さがある。決して快楽主義でも虚無主義でもない。苦痛に打ちひしがれた事のある者の生きる知恵である。力強い言葉である。いやぁ面白い。愛してます。