不死鳥の川

ユージュアル・サスペクツの不死鳥の川のレビュー・感想・評価

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)
4.8
コカインの密輸船爆破事件に関わったとされる謎の人物カイザー・ソゼを巡る真相の追及を描いたサスペンスの金字塔。

2021年95本目。1年7ヶ月ぶり4度目の鑑賞。

友達にサスペンスのオススメを聞かれて、これを一緒に観ることが多いです笑

この手の映画だと割と退屈になりがちな前半も、5人の犯罪者集団それぞれのキャラを立たせて、テンポの良い会話劇として成立させることで全くダレない構成になっている。

そして終盤、怒涛の衝撃的事実と緻密に練られた脚本に驚愕し、感嘆すること間違いなし。追い討ちをかけるように次々と回収されていく伏線、それを支える俳優たちの演技力、派手さを一切取っ払った無駄のない展開はかなりの中毒性。何度観ても最後のあの瞬間には震えますね。そもそもソゼはいるのかいないのか、含みを持たせるところも憎いです。

何度でも観たくなるような、まさに不朽の傑作の名にふさわしいミステリー・サスペンスの金字塔。
不死鳥の川

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