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ユージュアル・サスペクツのunOのレビュー・感想・評価

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)
2.5
カリフォルニア州のサンペドロ港で発生した、マフィアの麻薬密輸船における謎の人物による銃殺及び密輸船爆発事件を巡っての、事件の生き残りであるヴァーバル・キントへの関税局捜査官のクイヤンによる尋問にて発覚する事件の一部始終を描いた、クリストファー・マッカリー脚本・ブライアン・シンガー監督のミステリー映画です。

第68回アカデミー賞で脚本賞と助演男優賞を獲得し、作中に登場する謎の人物を表す「Keyser Söze(カイザー・ソゼ)」が流行した大ヒットサスペンスですが、良くも悪くもあまりにも有名になり過ぎてしまったことで、本作の最大にして唯一の魅力である大きな仕掛けが中盤には容易に察しがついてしまいます。

それを差し引いても、個人的には本作にそれ以外の美点が感じられず、登場するキャラクター達は感情移入するだけの魅力に乏しくて、ストーリー展開は込み入っている割にはテンポが悪いように思え、全体として興味を持続する推進力が見いだせずに終始退屈に感じてしまいます。種の割れた手品のもの悲しさを感じる一作です。