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ユージュアル・サスペクツのnaoのネタバレレビュー・内容・結末

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

だよね!
やっぱし…


確か観たんだと思う、
内容は憶えてなかった。
けど、わずかに記憶が残ってたのか、それとも 怪しくない人物が怪しいって自然と疑ったのか、やっぱりケビン・スペイシーの存在感か。

ミステリーって、観る側はもう色んなストーリーを観てるうえで、色々推理を巡らせるから、なかなか 意外!と思わせるのって難しいだろうなって そう思う。
意外な犯人をたてるにしても そうじゃないにしても、
あまり考えを巡らせないほど、物語(の展開)に夢中にならせることが必要だと思う。
(そんなん、ミステリーに限らないけど。)

この手の、謎の人物は誰だ?系は、実は追ってるものは 自分の心のなかにある闇!みたいなときもあったりで、どっちかな〜なんて思いながら観てた。
そのときはわからないんだけど、冒頭シーンがこのストーリーの肝の部分で。
はじめにやたらとクローズアップされてた、ロープを積んだ箇所、あとで なんなのかよくわかる、そういうのがおもしろい。

カイザー・ソゼ、この謎の人物の怖いところは、集められた5人のなかでいちばん たいしたワルにはみえないキントが実は。。
ということだけじゃなく、刑事でさえもひき込む会話の巧みさ、そしてその話にでてくる人の名前だけじゃなくて 全てが架空かもしれなくて、キントという役を演じて 皆を煙に巻く(必要じゃないのに)ところだ。
これは、ずっとストーリーを観て(きて それを真実のように思って)きた鑑賞者も一緒に騙されてしまった
ということで、
ユージュアル・サスペクツが集められたって事実だけが残る。(じゃ、あのキントが隠れてたロープの場所は?って思っちゃうけど)
だけど、警察に集められた5人に言わせたセリフ、
なかではキントがいちばん悪いやつっぽかったよなー、トラブルが起こった時は迷わず人を撃ってもいたし。。
それはホントのことだったのか キントが悪いっていう伏線なのか、それさえも
わからない。。。
繰り返し観たい、
何度も観たくて、なんども観れる作品だな。

今更 気がついたけど、この監督って、Xメンシリーズとかボヘミアン・ラプソディ(こちらは途中降板してたらしい💧)の
ブライアン・シンガーだったんだ!
監督もいいけど、役者たちがよかった。
ユージュアル・サスペクツ、5人が並ぶポスターと このタイトルの響きが かっこよくて好きだ。
nao

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